【安達東】課題研究 新商品開発に向けて
「課題研究(3年次)」新商品(蜂蜜+卵)開発に向けた活動
最近の飼料代の上昇により、安達東校舎の卵は昨年まで1パック200円で販売していましたが、今年から250円に値上げさせていただきました。この値上げをきっかけに、3年次生の課題研究で、飼料費を減らすために捨てられていた古米を飼料として活用し、安達東校舎オリジナルの卵生産を目指すことにしました。また、安達東校舎では、県内唯一であるはちみつの生産をしています。この卵とはちみつを活かした新商品の開発を始めています。
6月~7月までの活動
① 古米飼料の割合試験
古米を飼料に混ぜた場合、鶏の産卵効率や卵の品質にどのような影響があるのかを試験します。古米の割合が大きいほど、卵の重さや栄養価に変化が見られるのかを調べます。
② 古米飼料卵の食味検査
古米飼料卵をスクランブルエッグやゆで卵、カスタードクリーム、カステラに調理し、卵黄の色、食味の違いを調べました。
9月の活動
① 飼料試験の結果から、卵黄の色や食味を変える試験の検討を行いました。
古米飼料の試験では、卵黄の色や味の違いをはっきりと確認すことができなかったため、飼料内容の検討を再度行うことにしました。
② 古米の入手方法の検討
家庭での古米の在庫調査の実施と、古米の入手方法を検討しています。
③ 卵とはちみつを使用した新商品開発の検討
卵とはちみつの商品開発に関して、二本松・東和地域の識者と協力してアイデアを考え、商品を開発することで、地域資源の発見や地域経済の成長につながることを期待しています。
はちみつと卵は、それぞれ個別にも高い価値がありますが、組み合わせることで新たな付加価値を生み出すことができます。
年代の垣根を超えた意見交換では、若者の新しい価値観やトレンドに加え、年長者の知恵や経験も交えることができ、活発な意見交換ができました。
今後の活動に向けて有意義な時間となりました。4名の識者の方々には今後も率直なご意見を伺いながら、課題研究活動をとおして、商品開発の実現に向けて取り組んでいきます。