１１月２３日（土）山形県立村山産業技術高等学校で開催された「全日本製造業コマ大戦　むらさん場所」に、安達東校舎内の予選を勝ち上がったコマ『フェニックス』と『カジ』が出場しました。

　むらさん場所には、山形県と宮城県の製造業、山形県の工業高校生、そして本校生が作った32個のコマが集まり、熱戦が繰り広げられました。

　競技は、本線と敗者復活戦を行い、勝敗は、土俵の外に出るか、先に止まってしまったら負けとして、2連勝したコマが勝ち上がります。

　最初に登場したのは、フェニックス。
寒河江工業高等学校のζάχαρη (ズァハリン)と対戦しました。
　オープニングゲームということもあり、フェニックスは緊張しているようでしたが、安定した回転で相手をコマを跳ね返す場面も見られました。しかし、ζάχαρη (ズァハリン)の巧みな戦術の前に、惜しくも敗れてしまいました。

　次に登場したのは、カジ。
　新庄神室産業高等学校のシンポジウムと対戦しました。
　貫禄に圧倒されていたカジですが、ナント1戦先取！
　しかし、最終的にはシンポジウムの経験に屈し、逆転負けを喫しました。

　本戦に敗れてしまった本校のコマ（フェニックスとカジ）は、気持ちを整えて、敗者復活戦に挑みます。
　しかし、1回戦でまさかの同校対決に。
　互いの技量を知り尽くした両者による白熱した戦いの末、フェニックスが勝利し、次のラウンドに進出しました。

　カジの思いを胸に、敗者復活2回戦に臨むフェニックス。
　相手は、村山産業技術高等学校の村産J。
　互いに一歩も譲らず、長時間にわたる激戦の末、フェニックスが勝利を収めました。
　続く3回戦では、山形県の製造業（株）スガイが制作した美しいフォルムの3S-FE。激しいぶつかり合いの末、見事！敗者復活戦を勝ち抜きました！

　敗者復活戦を勝ち上がり、見事本戦への切符を手にしたフェニックス。
　その初戦の相手は、
　世界王者に輝いた経験を持つ宮城県（株）岩沼精工のジコチュウ。
　善戦虚しく、惜しくも敗れてしまいました。

　低重心、軽量、変形などのコマの形状、右回転で回すか、左回転で回すかなどの土俵上での駆け引き｡｡｡etc
　参加した二人は、学校内で知ることのできなかったコマへの探究心、そして、ものづくりの奥深さを肌で感じ取ることができました。
　この経験を、今後のものづくりに活かしてくれることを期待しています。

　最後に、会場校の村山産業技術高等学校をはじめ山形県内の工業高校と製造業の皆様、コマ大戦に参加させていただき、ありがとうございました。

　今後も、創造力と実践力を併せ持つ自立した人財を育むために教育活動を進めてまいります。